FITS エコノミックレポート

ドル/円の昨日のアジア時間の動きはダマシに!

 

★ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、昨日±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションの兆しが出ていた。また、概ね113.00-114.70円のレンジ相場の下限を下抜けしてきたほか、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、%DとSlow%Dの両線はかい離幅を広げて下向きになっていた。

しかし、10月米消費者物価指数(CPI)が前年比で1990年11月以降ほぼ31年ぶり最大の伸びを記録しインフレ加速懸念が早期利上げ観測につながり金利上昇に伴いドル買いが加速した。そのため、昨日の円高シグナルは嘘のように消えるダマシとなった。

再びレンジ内の相場展開になり、21日SMA(黒線)の上抜けしたことでレンジ上限への上値トライになる様相となっている。ストキャスティクス・スローでも、低位で%DがSlow%Dを上抜け一転して戻り基調を示している。

昨日のアジア時間のチャートからは、予想外の展開になったと言える。やはり相場に絶対はないことから、チャートに変化の兆しが出たら早急に対応する必要があることを改めて感じる展開になった。

昨日の『ドル/円はエクスパンションの兆しが!』のコメントのチャートと見比べるとより変化の大きさが分かる。

 

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