★ドル/円の日足では、75日EMA(指数平滑線:紫線)と非常に相性が良いことがチャートからも分かる。
重要なポイントは75日EMAの方向性である。75日EMAが上向きとなっている時は、サポートラインとして意識されやすい。一方で、下向きになっている時は、レジスタンスとして意識される。
現在は75日EMAは下向きとなっており、レジスタンスとして意識され円高基調が続いている。
戻り上値は104.515円近辺であり、戻り売りの目安となる。
2019年10月5日以降の75日単純移動平均線のかい離率では、上値目処は+2.0%近辺が戻り目処となりやすい。一方で、下値目処は2019年1月3日では▲4.45%、2020年3月9日では▲6.26%で下げ止まる展開となっている。円安の場合は、市場参加者も冷静に判断できることから、+2.0%程度から売りが入りやすい。しかし、円高の場合は、急落することが多いことからパニック的な動きになる。そのため、過去の下値目安を知っておく必要がある。円高では、ややワイドではあるが▲4.0%~▲6.0%近辺までかい離すると下げ止まる可能性がありそうだ。
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