FITS エコノミックレポート

ドル/円の日足ではテクニカル的にも相場の節目!

 

★ドル/円の日足では、8月4日の108.69円近辺がボトムとなり戻り基調となってきた。しかし、7月2日高値の111.65円を起点として7月26日高値の110.58円を結んだトレンドライン(R1)がレジスタンスとして意識される。また、12日EMA(指数平滑線:赤線)は上抜けしたものの、26日EMA(青線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から上向きになってきており、シグナルとゴールデンクロス直前まで上昇してきた。

現在は上値が重くなっているものの、戻り基調は継続している。そのため、今晩発表される7月米雇用統計の結果次第で上下放れの展開になりやすい。市場予想(非農業部門雇用者数:前月比+87万人、民間部門雇用者数:前月比+70万人、失業率:5.7%)に対して上振れするのか、それとも下振れするのかが注目される。雇用が改善すると、米FRBが早期にテーパリングするとの思惑から、米長期金利は上昇しやすくなりドル買いにつながりやすい。しかし、米国株が過度に反応して大幅下落となるようなら、リスク回避の円買いにつながりドル売りに転換しやすい。一方で、雇用が下振れするようなら、現状の金融政策が当面継続されることから、米長期金利の低下とドル売りにつながりやすい。

テクニカル的にも、相場の節目にあることから動き出すと大きな振幅になりやすいので注意が必要である。

 

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