FITS エコノミックレポート

ドル/円の日足ではスクイーズの動き強まる!

 

★ドル/円は、週末の米10月雇用統計を受けて非農業部門雇用者数変化、失業率ともに市場予想をより好結果となったことで、一時米長期金利が上昇したことを受けて114.00円台を回復した。しかし、インフレに影響する平均賃金、労働時間、労働参加率が伸び悩みとなったことで、米長期金利が一転低下するとドルも失速する展開になった。

ドル/円は概ね113.00-114.70円のレンジ相場となっている。ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、±3σのバンド幅が急速に収縮するスクイーズの動きが強まっている。バンド幅が限界まで収縮した後は、バンド幅が拡張するエクスパンションとなり上下に大きく放れる動きになりやすい。

週末のドル/円では、マイナス1σがサポートとして意識され下げ止まる展開になっている。ただ、21日SMA(黒線)を下抜けしてきたことで、下押しバイアスが強まってきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線が下向きになっており、円高基調が強まっていることを示している。

バンド幅が収縮するスクイーズが強まってきていることから、近い将来上下どちらかに放れる可能性が高まってきている。現状では、21日SMAを下抜けていることや、ストキャスティクス・スローの動きから下方向に放れる可能性が高まっている。

さらに、113.00円を割れてくるとレンジ下抜けとなり加速的な円高基調になりやす。

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