★ドル/円はシカゴIMM投機筋ポジションの8月31日付が公表され、対ドルでの差し引き持ち高は、円ショート(円売り・ドル買い)▲63,130枚と前週の63,208枚から円ショートポジションは減少した。ただ、高水準の円ショートポジションは継続している。
1月12日付の+50,520枚円ロングポジション(円買い・ドル売り)がピークとなり、その後は円ロングポジションの解消が進んだ。そして、3月16日付では一転し▲39,368枚の円ショートポジションに転換した。
ドル・円相場は1月5日の102台半ばが円高のピークとなりその後は円安基調へと転換した。
このところのドル/円投機筋の円ショートポジションが、増減を繰り返していることでドル/円相場ももみ合い相場となっている。
ただし、投機筋の円ショートポジションは上値・下値を切り下げ円ショートポジション方向へ傾斜している。そのため、円高進行時ではドルの押し目買いが入る展開になっており、ドルの底堅さが意識される。
過去の経験則からは、投機筋の円ロング・ショートポジションは10万枚を超えてくると、急速な手仕舞いの動きになりやすく、ポジションの反対方向にドル/円相場の振れが大きくなりやすい。
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