FITS エコノミックレポート

ドル/円の年足からの上値目処!

 

★ドル/円の超長期トレンドを示す年足では、2年SMA(赤線)5年SMA(青線)10年SMA(緑線)を上抜けるゴールデンクロスとなっており、上昇トレンドが継続している。また、全SMAは上向きとなっていることからも、基調的にはドルが強い地合いとなっている。

上値目処として2015年の高値となる125.84円が心理的な節目として意識される。

ただ、その高値を上抜けした場合で、一目均衡表の波動論を基に展開される値幅観測論から計算値を算出する。

値幅観測論の計算方法にはV、N、E、NTの4種類がある。計算値は、形成された波動から見てバランスの良い均衡点であって、いわゆる目標値とは異なる。

2011年安値75.55円をAとして、2015年高値125.84円をB、2020年安値101.25円をCとして計算すると、V計算値:150.43円、N計算値:151.54円、E計算値:176.13円、NT計算値:126.95円となる。
この結果から、直近の上値目処とすればNT計算値の126.95円が意識される。

Aの安値からBまでの高値4年かかった後に、Cの安値まで5年かかっている。現在Cの安値から2年目となっており、しばらくはドル高・円高基調が続く可能性がある。

急ピッチでの円安基調となっていることから、本邦当局からの円安けん制発言が出やすい地合いになっている。ただ、相場的にはドルの上昇基調が継続していることから、押し目買いスタンスが継続しそうである。

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