FITS エコノミックレポート

ドル/円の中期トレンドでは52週線に注目!

 

★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、前週13週線(赤線)がサポートとなり『たぐり線』で持ち直したことから、今週に入って上値トライなった。しかし、52週線(緑線)110.30円がレジスタンスとして意識され、急速に上値が重くなっている。また、その上には見えないレジスタンスとしてダブルトップネックラインとなる昨年12月1日週安値110.82円がある。5月18日週と5月25日週では、このネックラインがレジスタンスとなり押し戻される展開となった。

13週線は上向きとなっているものの、26週線(青線)や52週線は緩やかに低下していることから、上値も重い状況となっている。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、買われ過ぎ域から%Kが%Dを下抜け、両線とも緩やかに下向きとなっていることから、下落調整場面となっている。

 

『行け行けドンドン』の円安相場ではなさそうで、レジスタンスが上値を抑えている相場状況となっている。そのため、中期的には下落基調となる可能性もあるので注意が必要となる。

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