FITS エコノミックレポート

ドル/円の中期トレンドでは三角持ち合いから下放れ?

 

★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、7月2日週高値111.65円を起点として8月13日週高値110.80円を結んだトレンドライン(R1)では上値を切り下げる展開になっている。また、8月6日週安値108.69円を起点として8月20日安値109.08円を結んだトレンドライン(S1)では下値を切り上げる展開になっており、三角持ち合いの様相となっている。

そのS1をジワリと下抜けしてきたことから、三角持ち合いの下放れの動きになりつつある。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、価格は4月2日週の高値から7月2日週の高値は上値を切り上げたものの、上値を切り下げる展開になっており『弱気のダイバージェンス』の様相となっている。また、%DとSlow%Dの両線は下向きになっており、円高バイアスが続いている。

さらに、13週SMA(赤線)がレジスタンスとして意識される一方で、26週SMA(青線)がサポートとして意識されていたが、26週SMAをジワリと下抜ける展開になってきた。

 

まとめると、現在相場の下放れの節目となっている。下放れするようなら、200日SMA(紫線)の108.765円が下値目処として意識される。さらに、200日SMAを下抜けするようなら、4月23日週安値107.44円や52週SMA(緑線)の107.368円が下値目処としての重要なポイントになる。

投資判断を変更するサインとしては、26週SMAを回復して13週SMAを上抜けするようならば、三角持ち合い上抜けとなる。そのため、再び円安基調に戻るサインとなる。

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