★ドル/円の一目均衡表の日足では、転換線(赤線)や基準線(青線)がサポートラインとなり雲の上限を上抜けした。しかし、ドル高の勢いも鈍化して、転換線や基準線を下抜ける展開となっている。
また、一転して基準線や52期間の高低の中心値である先行スパン2(灰線)がレジスタンスとなり上値を抑える展開となっている。
ただ、雲の上限を上回っていることから、上昇の基調は継続している。そのため、再び基準線や先行スパン2と転換線を上抜けできるようなら、上昇基調は継続する。一方で、雲の上限・下限がサポートにならず、雲を下抜けするようなら下押しの展開になる。
トレンドの反転や加速など相場の節目となる雲のネジレが6月21日近辺と7月3日近辺にあり、ネジレ付近で相場に動きが出てくる可能性がある。
26期間先の雲では先行スパン1が上に位置していることから、上昇基調は継続している。
一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、買われ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。
まとめると、雲の上限に位置しており、相場の方向性を示す基準線は横向きとなっていることから、上値は重くなっているものの上昇基調は維持している。一方で、転換線や基準線に上値を抑えられ、ストキャスティクス・スローでは下押しバイアスが強まってきている。そのため、投資判断は一旦『様子見』となり、今後の展開を見極める必要がある。雲のネジレ近辺で相場の方向性が出やすので注視する必要がある。
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