★ドル/円の日足では、75日SMA(緑線)111.87円を下限、25日SMA(青線)112.81円が上限となるレンジ相場が10月11日以降継続している。先週末は一旦レンジ下限の75日SMAを下抜けしたものの、下ヒゲを付けて戻り基調となった。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:29.75、%D:29.15と%Kが%Dをわずかに上抜けしてきている。
ただ、10月22日がピークとなり上値を切り下げる展開が続いており、下落基調が継続していることが気になるところである。また、5日SMA(赤線)112.16円も下向きとなっている。
本日の注目点では、75日SMAを維持出来るかが焦点となる。また戻り基調となった場合は、上値に5日SMAや10日SMA(黄線)112.32円が位置していることから、レジスタンスになるのか、それとも上抜けすることが出来るかも注目される。さらに、上値を切り下げる展開となっていることから、前週末高値112.44円も重要ポイントなる。
下値では前週末安値111.35円がサポートとして意識されやすいものの、安値を下抜けすると下値も切り下げることとなり、やや円高基調が高まりやすいので注意が必要となる。
前週末は、NYダウが296ドル下落(▼1.19%)、ナスダック総合151ポイント下落(▼2.06%)と大幅下落している。そのため、週明け日経平均株価もつれ安となり、リスク回避の動きからドル/円は下落しやすいので注意が必要となる。レンジ下抜けすると、レンジを下限の買いポジションからのストップロス売りが出やすい。
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