FITS エコノミックレポート

★ドル/円の日足では、10月11日以降25日SMA（青線)と75日SMA（緑線）のレンジ相場が継続していたが、いよいよ上抜けする展開となってきた。5日SMA（赤線)と10日SMA（黄線）も上向きとなっており、短期的にも上昇基調となっている。

ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、３、20、80）は、％Kと％Dがかい離幅を広げながら上向きとなっていることで、上昇の勢いが強いことを示している。

25日SMA112.85円を上抜けしてきたことから、レジスタンスからサポートラインとして意識されやすい。また、10月22日高値112.88円もサポートとして意識される。

米国株が431ドル高と持ち直したことを受け、投資家心理の改善から安全資産とされる米国債売りで米長期金利も上昇しやすくなっており、ドル/円の下支えとなりやすい。また、本日は月末ということもあり、仲値決めまではドルの高い地合いが続きやすい。