★ドル/円日足のTレート(8日指数平滑線:赤線)と20日単純移動平均線(青線)では、Tレートが20線を下回っていることから、下落基調が継続していることになる。基本的な戦略ではTレートをロウソク足が上抜けしたら買い目線、下抜けしたら売り目線となる。ただそれではダマシが多いので、20日線を追加することで精度を高めている。Tレートがその20日線を上回るゴールデンクロスであれば買い目線となり、下回るデッドクロスならば売り目線となる。
現在は、Tレートが20日線の下に位置していることから売り目線となる。現在Tレートを上抜けてきているので戻り基調となっているが、この戦略からは戻り売り目線となる。過去においても20日線が上値抵抗ラインとなり、戻り売りが正解となっている。20日線は108,36円に位置している。Tレートを上抜けしてきたら短期的には買い目線となるが、一時的な上昇に終わる可能性が高いので注意が必要となる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%Kと%Dは上向きとなってきていることで、戻り基調を示している。ただし、ストキャスティクスはトレンド発生時には、良い戻り売り場面となるダマシが発生する。現在は上値・下値を切り下げる下落トレンドとなっている。そのため、直近2月2日高値の110.48円を上回らない限り戻りも限定的なものになりやすい。
残念ながらこのオシレータも万能ではないので、このままTレートが20日線を上回った場合は売りポジションは解消する必要がある。
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