FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足

 

★欧州市場序盤では、米長期金利が上昇幅を縮めると、ドルは戻り売りに押されて軟調に取引されたが、前日引け値付近でもみ合い商状となった。米長期金利が下げ渋るにつれ、ドル売りは一服、手掛かり材料難のなか114円台後半でもみ合う展開となった。その後は米長期金利につれる動きとなったが、NY時間に米小売売上高などの発表を控えて、積極的に下値を探る動きにもならなかった。ただ、米長期金利低下傾向にあり、全般的にドルは圧迫された。12月米小売売上高が前月比0.6%増、自動車を除いた数値が前月比0.2%増といずれも予想を下回ったことが分かると円買い・ドル売りが先行した。一時114.14円まで値を下げた。ただ、前月の数値が上方修正されたこともあって売りは一時的だった。12月米PPIコア指数が前月比0.2%上昇と予想を上回ったことも買い戻しを促し、一時114.93円付近まで値を戻した。ドル/円でドルが急反発のあと、戻り売りに押される展開。その後はドル押し目買いと戻り売りの売買が綱引きとなった。NYダウ高、米国の銀行決算や小売売上高などが底堅さを示したことがドル買いを強めた。一時115.44円まで値を上げたものの、前日の高値115.51円が戻りの目処として意識されたことや、NYダウや日経先物が伸び悩んだことも相場の重しになった。米国株が下落に転じたため、3連休を控えて、利食い優勢となりドル売りが再燃した。NYダウの失速や米長期金利の上昇幅縮小が相場の重しとなった。

 

NY市場では3連休を前にポジション調整や利食い優勢となり、安値引けの展開となった。週末の動きなので大きな影響はないと思えるが、一応週明けのオープニングの動きには注意!

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