FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足

 

★欧州市場序盤では、ドルが113.40円台に大幅反発となったことに主導されて、ドル買いが全般優勢の展開となった。一時113.44円まで買い戻されたが、その後は上昇が一服し、113.20円台で推移した。欧州株が強弱まちまちで方向感が出ていないほか、米長期金利軟調地合いで一段のドル買いが入りにくかった。EU離脱交渉に関して議会の承認が必要との英最高裁が出た後、ポンド/円が一旦下落し、ドル/円の重しになった。ただ、米長期金利が上昇したことで底堅い展開だった。米長期金利の上昇が一服し、全般にドル売りが進んだ影響を受けた。米12月中古住宅販売件数が予想より弱い結果となったことも重しとなった。しかし、米長期金利の上昇に伴うドル買いが再燃した。さらに、NYダウが大幅上昇し、日経先物も上昇したことからリスク選好の円売り・ドル買いが優勢となった。トランプ大統領がキーストーンXLおよびダコタ・アクセス両パイプラインの建設プロジェクトを推進させる2つの大統領令に署名したとの報道を受けて、雇用拡大への期待感が広がり米長期金利の上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。

 

NY市場では前日と一転してドル/円は引け高で終了した。日本時間でも米国株高につれて日本株高が予想され、リスク選好のドル買い・円売りが強まる可能性がある。注目点では、24日高値113.89円を上抜け、安値112.48円から下値切り上げると再び上昇基調に戻ることになる。ただ、24日の高値・安値内で推移すると、『はらみ』となり市場が迷っていることとなる。

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