★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対して全面安地合いを持続した。市場では、一部報道で、トランプ次期大統領が、中国人民元相場を念頭に、ドル高に対する不満を表明したことがドル全面安の背景との指摘があった。メイ英首相の演説を前に『ハード・ブレグジット』への思惑からリスク回避の円買いが強まった。欧州株安や米株先物の弱含み、米長期金利の大幅低下もリスク回避の動きを強めた。トランプ新政権で上級顧問となる予定のアンソニー・スカラムッチ氏『ドル高進行のリスクについて警告した』と伝わるとドル全面安の流れが持続した。ただ、113円割れに失敗すると買いもぢが入り、113.20円台へ反発した。欧州株が下落し、米長期金利の低下からドル売り強まり113円割れとなった。その後、英メイ首相の演説を受けてポンド・円の上昇に引っ張られるかたちで、反発に転じた。米長期金利の低下が低下幅を縮めたことを支えに113円台半ばまで上げた。ダドリー米NY連銀総裁が『最近のドル高は物価に下向きの圧力』などと述べたことで円買い・ドル売りが再開した。NY時間帯では、持ち直す気配を見せたが、上値の重い展開で113円を挟んだ動きとなった。NYダウが100ドル超の下げ幅となり、リスク回避の円買いが強まり引けにかけてドル売り・円買いが強まった。
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