FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足

 

★欧州市場序盤では、トランプ米大統領が先週末に難民やイスラム教徒の多い中東・アフリカ諸国からの市民入国を禁止した大統領令に署名したことを嫌気したドル売りは一巡した。米長期金利が持ち直すにつれ、ドルは全般的に堅調に取引され、ドル/円は114.80円台に下げ幅を縮小した。米長期金利は上昇したが、115.00円に戻りを抵抗されると、欧州株が軟調に推移するなか、ドルが再軟化した。また、米長期金利が再び低下したことも重しとなった。その後、米個人所得の下振れを受けて軟調な動きが見られたが、買い戻しも観測された。大きく売り込むほどの結果とはならなかっただけに、114.40円台での上下動となった。NYダウが150ドル超下落したほか、日経先物も大幅下落となりリスク回避のドル売り・円買いが先行した。NYダウ一時200ドル超下落したことでリスク回避の動きが強まり114円台割れとなった。株価が若干持ち直したことや米長期金利がプラス圏に浮上したことで下げ止まったが上値は重かった。

 

NY市場では、トランプ米大統領が署名した難民・移民の受け入れ停止や凍結などを命じる大統領令に対して米国内外で混乱が広がったことを嫌気され米国株が大幅下落した。そのため、リスク回避のドル売り・円買いが強まった。この問題は、大統領令を破棄するなどしないと直ぐに解決するものではない。そのため、今後も問題になりやすいく、リスク回避の動きにつながりやすい。

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