★欧米市場序盤では、欧州株が下げ渋るなか、アジア市場で進行した円買いの流れは一服した。時間外取引でNYダウ先物が大幅安で軟調に推移する一方、米長期金利の低下が一服となるなか、全般にドルは小幅な値動きとなった。利益確定とみられるドル買いが先行した後、米国の政治的混乱を懸念したドル売りが再燃した。欧州株安を受けて円買いも強まった。NYダウ先物が180ドル超下落したことを受けて、リスク回避の動きが強まった。NYダウ先物が290ドル近く下落したことや、日経先物も260円安となり、米長期金利が大幅低下したことを背景にリスク回避のドル売りが継続した。売り一巡後は抒情に下値を切り上げた。市場では4月17日安値108.13円から5月11日高値の114.37円の上昇局面における50%押しのレベルである111.25円がサポートとして意識された。トランプ大統領による機密情報漏洩疑惑や捜査妨害疑惑を背景にNYダウが350ドル超下落したことで、ドル売りが継続した。
一気にリスク回避の動きが強まり米国株安・円高進行となっている。ただ、NY時間帯で一気に円高が進んだことから、アジア時間帯では実需筋や長期資金からの押し目買いも入りやすい。暫くは上下に振れるボラティリティの高い相場となりやすい。今回のリスク回避の動きでは、金融機関が破たんするような金融不安につながるような問題ではないことから、押しも限定されるとみる。また、市場ではトランプ大統領が辞任するようなら、副大統領が大統領になるため逆にドル買いにつながるとの声も聞かれる。
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