★欧米市場序盤では、ドル全面安は一服し、ドル/円は112.10円台で推移した。欧州株は小幅高安まちまち、日経先物も2万円を割り込み、ややリスク回避的な円買いに振れた。また、ECB理事会を翌日に控え、ユーロ/円で利益確定売りが強まりドル/円を押し下げた。その後、米長期金利がやや上昇したことで112円台を回復した。しかし、トランプ政権の政策実行能力に対する懸念が高まるなか、NY勢が円買い・ドル売りで参入した。なお、米商務省が発表した6月米住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で121万5000件と予想の116万件程度を上回り、同月の建設許可件数も125万4000件と予想の120万1000件程度より強い内容となったが相場の反応は限られた。 米長期金利が低下に転じると売りが強まり、一時111.52円まで下げた。もっとも米長期金利が再び上昇すると111.80円台まで持ち直した。その後は翌日のECB定例理事会などを控えて動きづらい状況となった。米国株が底堅く推移したことで円売り・ドル買いが小幅ながらに出た。ただ、方向感は出なかった。
本日は日銀金融政策決定会合やECB理事会を控えており、乱高下する可能性が高い。両会合とも金融緩和策の現状維持で決定するとの見方となっている。そのため、黒田日銀総裁やドラギECB総裁の会見に注目が集まる。本日はゴトー日となるため、仲値決定まではドルは底堅い動きとなりやすい。
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