★欧州市場序盤では、ドルの動意は乏しく全般もみ合い商状となった。欧州勢参入後に売りが強まり、一時110.52円近辺まで下落したが、下値の堅さを確認すると買い戻しが入り110.70円台まで持ち直すなど方向感のない展開だった。110.70円を挟んだ小動きとなっていたが、米長期金利が小幅に低下すると110.50円台まで弱含んだ。米長期金利は横ばい推移だったが、欧州株が小幅高安まちまちとなり、NYダウ先物も下落に転じたことで円買い優勢となった。米3月消費者信頼感指数や米3月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったことで、米長期金利が上昇に転じたことでドル買いが優勢となった。zNYダウが一時100ドル超上昇し、日経先物が持ち直したほか、米長期金利が上昇に伴いドル買いが優勢となった。フィッシャー米FRB副議長がCNBCのインタビューで『今年、あと2回の利上げは正しいと見る』と述べたこともドル買いで反応した。投票権を有するカプラン米ダラス連銀総裁が『段階的な利上げを望む』などと発言すると米長期金利の上昇とともにドル買いが加速した。
月末・年度末にかけてはロンドンフィキシング(日本時間24:00前後)に絡んだポジション調整的な値動きが荒い展開が続くので十分注意が必要となる。昨晩もよく見ると24時近辺からドル買い・円売りが加速的に強まっていることが分かる。結構その動きが先行きのトレンドを作ることも多い。引けにかけては、ほぼ横ばいとなっておりアジア勢参入待ちの状況となっている。
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