FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 FOMC結果受けドル失速!

 

★欧州市場朝方の取引では、FOMCの結果発表を控えて、ドルは主要通貨に対して前日終値でもみ合い商状となった。米アラバマ州上院補選で、民主党が勝利したが、為替市場での影響は限定的だった。欧州株がほぼ全面安となり、リスク回避的な円買いに振れた。ただ、米長期金利が2.40%付近でほぼ横ばい推移が続いたことで、積極的なドル売りは入りにくかった。米11月消費者物価指数の発表や、FOMCの声明発表、イエレンFRB議長の会見を控えて、模様眺めムードが広がった。米11月消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇となり、市場予想通りの結果となった。ただ、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.1%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を下回ったことで米長期金利が一転低下すると、112.95円まで売り込まれた。もっとも、113円割れの水準で下値の堅さを確認すると113.20円付近まで反発した。NYダウが一時160ドル超上昇し、日経先物が100円上げると円売り・ドル買いがじわりと強まった。また、『米上下両院指導部は税制改革法案で合意した』との一部報道も相場の下支え要因となった。FOMCでは2018年の3回の利上げ予測は維持したものの、今回の利上げに対する2名の反対意見が出たことなどを嫌気して米長期金利が低下し、ドル売りが強まった。

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