★欧州市場序盤では、注目の米FOMC結果を控え、ドルは主要通貨に対して前日比小幅安水準でもみ合いとなった。米長期金利低下を背景にドルの戻り弱く、111.25円前後でドル軟調地合いが継続した。欧州市場に入り、111.50円台が上値重い動きとなると、111.23-25円へ軟化。FOMC理事会を控え、取引を手控える市場参加者が多いなか、ポジション調整と思われる売りが優勢となった。米長期金利の低下をながめ20時前に111.23円まで下げたが、昨日安値の111.20円を下抜け出来ずショートカバーが進んだ。米長期金利の低下幅縮小も支えに111.45円近辺まで切り返した。 米8月中古住宅販売件数は予想を下回ったものの、相場の反応は限定的だった。FOMC結果発表を控えて様子見ムードが強く、狭いレンジ取引が続いた。FOMCでは、10月にバランスシート正常化プログラムを開始することを決定。金利見通しではFOMC参加者16人のうち、12人が年末までに追加利上げを予測していることを明らかにした。市場では低調なインフレやハリケーンの影響で、年内利上げ見送りを予想する声もあっただけに、FOMC結果を受けてドル買いが活発化。一時112.53円と7月18日以来の高値を付けた。 引けにかけては反動が出て112.10円付近まで伸び悩んだ。
FOMCではタカ派的な結果となり、ドル買いが活発化した。米国株は12月利上げが示唆される50ドル超下げたものの、米長期金利の急上昇に伴い金融株などが買われプラス圏を回復するなど、堅調推移となったことから、ドル高が維持された。本日は日銀金融政策決定会合の最終日となるが、概ね現状維持が予想され大きな波乱はなさそうだ。テクニカル的には、200日線の112.17円を上抜けしてきた。
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