FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 114円台の上値の重さを観測!

 

★欧州市場序盤では、米独の長期金利上昇を這いけにに、113円台後半にドルが持ち直した。欧米株は小幅ながら全面高で、米株式先物はプラス圏で推移しており、円にも売り圧力がかかりやすかった。アジア時間に下値の堅さを確認すると、米長期金利の上昇を受けて日米金利差拡大を見越した買いが入った。キャタピラーなど米企業決算が良好だったことを受けてNYダウ先物が160ドル超上昇すると、円売り・ドル買いが優勢になった。また、米長期金利の上昇もドル買いを支えた。米10月製造業PMIと10月非製造業PMIの上振れを受けるも上値の重さが観測された。市場では『前日高値の114.10円が目先のレジスタンスとなる』との指摘があった。『少なくとも3人の米共和党上院議員が税制改革を支持せず』との一部報道をきっかけに円買い・ドル売りが先行した。直後に『米共和党議員拳手投票でテイラー氏が勝利したようだった』と伝わると、米長期金利が上昇しドル買いが優勢になった。

 

NY市場では、米株高や米長期金利上昇でも114円台の上値の重さが意識される展開となった。過去何度も114円台までの上昇後に、下落する展開となっていたことが意識されている。また、FRBの次期議長にタカ派とみられているテイラー氏が有力となったことで、先行きの金利引き上げ思惑が強まった。

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