★欧州市場序盤では、ドル売りの流れは一服、ドルは主要通貨に対してやや反発112.70円付近で推移した。欧州参入後、ドルが反発となったものの、米長期金利がやや低下となったことにドルの戻り売りに圧迫されるとドルは再軟化し、112円半ば付近でもみ合い商状となった。戻りの鈍さを意識した売りに押されたほか、米長期金利が低下したことでドル売りが優勢となった。米長期金利の低下などを背景に仕掛け的な売りに押された。一時111.97円と昨年11月29日以来の安値を付けた。ただ、112円割れの水準では押し目買いが入り、直ぐに反発した。米長期金利の低下幅を縮めたうえ、株価が下げ渋ったことも支えとなり、112.40円台まで持ち直した。買い戻しの流れが一巡すると手掛かり材料に乏しいなか、再び下落基調となった。さらに、米長期金利が2.47%から2.41%まで低下し、1月23日以来の低水準となったことからドル売りが強まった。再び112円を割れるとストップを巻き込みながらの下落となった。
先週末の米1月雇用統計結果の流れから、FRBによる早期利上げ観測が後退した。そのため、米長期金利が買われる展開となり、ドル売りが優勢となった。ただ、ドルインデックス指数は上昇しているにも関わらずNY金が買われているなど、米国の利上げ要因だけではなさそうだ。トランプ大統領に対する政権リスクが徐々に強まってきていることで、安全資産とされる債券や金へ資金がシフトしている可能性が高い。
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