FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 110円半ば近辺での動き!

 

★欧州市場序盤では、欧州株が底堅く推移するなか、リスク回避によるドル高・円高の勢いは一服したが、戻り売りが重しとなった。欧州時間帯でもアジア市場動揺に押し目買いが観測され底堅110.50円を挟んだ値動きとなった。全般東京市場の下げ地合いからこう着変化、ロンドン市場入り後も変化なく、NY勢待ちの展開となった。その後は米長期金利や日経先物軟調にリスク回避の円買いやや優勢となり110.30円近辺へ軟調推移となった。発表された米2月貿易収支が436億ドルの赤字と事前予想の446億ドルから赤字幅縮小となりリスク回避の円買いが後退した。米2月耐久財受注の上振れ、米2月製造業受注指数の予想通りの結果を受けてダレる動きが観測された。米長期金利や株高が一服すると伸び悩んだ。市場ではロンドン(日本時間:24時)フィキシングに向けた売りがでたのではないかとの指摘もあり110.40円台へ失速した。ただ、ロンドンフィキシングを通過すると、米長期金利の上昇をながめ円売り・ドル買いが優勢となった。ラッカー米リッチモンド連銀総裁は本日、不適切な情報開示で辞任することが明らかになったが、相場の反応は限定的で11.70円前後で方向感のなく推移した。

 

ロンドン市場ではロンドンフィキシング絡みの動きがあり、上下に振れる展開となったほかはほとんど値動きのない展開となった。突然ラッカー米リッチモンド連銀総裁が『FOMCの上方をメドレーに明かした』ことで辞任することになったが、特に材料視されなかった。引きにかけて横ばいで終了したため、アジア市場では次の売買材料探しの展開となりそうだ。本日は『ゴトー日』となるので、東京市場仲値までは強含みの展開となる可能性がある。

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