★欧州市場序盤では、前日欧米市場の流れを引き継いで、ユーロとドルが対円を中心に堅調を維持した。111.88円前後にドルが続伸した後、111.70円前後でもみ合い商状となった。欧州株は小幅高安まちまち、米長期金利は前日比ほぼ横ばい推移となるなか、持高調整的なドル売りが優勢となった。欧州勢の参入後は利益確定売りに押される展開となり弱含んだ。日経先物の下落などが相場の重しとなり、一時本日安値まで下げた。米8月住宅着工件数/建設許可件数や米8月輸入物価指数が予想より強い内容となったが、相場の反応は限定的となった。トランプ米大統領が国連での演説で『米国は軍事行動を取る用意や意志、能力がある』『攻撃受けたら、北朝鮮を壊滅させる以外に選択肢はない』などと述べたことが伝わると、一時111.20円付近まで下押しした。『米共和党は暫定的な税制改革案で合意した』と伝わると米長期金利の上昇とともに円売り・ドル買いが先行した。一時111.82円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値111.88円が目先レジスタンスとして意識されると一転下落し全般ドル安が進み111.40円付近まで失速した。
欧米市場では、行って来いの相場展開となった。FOMC会合の結果を控え、一方的な動きになりにくい展開となった。トランプ米大統領が国連で北朝鮮を挑発するような内容となったことで、北朝鮮が威嚇行動に出てくるかが注目される。さらに、FOMCによる量的縮小については市場は織り込んでいる一方で、今後の金利動向を示唆するドットチャートの変化やインフレに関する見解が注目される。
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