FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 行って来いで109.00円絡みの展開!

 

★欧州市場序盤では、ドルの買い戻しの動きも一巡し、109.00円前後でもみ合い商状となった。欧米株が下げ幅を広げ、日経先物も続落となるなか、リスク回避の円買いが再び優勢になった。米長期金利の低下や欧州株安、NY先物の下落を受けて上値が重かった。市場ではイースター休暇を控え(米国3連休、欧州4連休)、積極的に動きづらい。新規失業保険申請件数が23万4000件と市場よすの24万5000件より強い内容となったことで、米長期金利が上昇に転じドル買いが優勢となった。ただ、米3月卸売物価指数が予想を下回ったため一本調子の上昇にはならなかった。米4月ミシガン大学消費者信頼感指数の上振れで上値追いの動きとなった。しかし、NYダウや日経先物が伸び悩んだ影響もあり、その後は上値も重くなった。米長期金利が低下に転じたことも、ドル売りがじわりと強まった。米軍はアフガニスタンのトンネル施設に通常兵器としては最強の特殊爆弾を落としたと伝わると、NYダウが一時100ドル超下落。リスク回避の姿勢が強まり円買いが優勢となった。ただ、一方的に円買いが進む展開とはならなかった。

 

基本的には108.90-109.20円のレンジ相場と言えそうだ。急速な円高進行からイースター休暇を控えて、総じてポジション調整的な値動きとだった。トランプ大統領のドル高けん制発言が尾を引いて上値も重いが、下値も109円割れではドル買いも入り下値も底堅くなってきている。米国株が100ドル超下落したことから日本株も弱い展開が予想され、リスク回避の円買い傾向は継続しそうだ。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ