FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 米長期金利上昇でドル買い!

 

★欧州市場序盤では、欧州主要株価指数が堅調に推移したことや、米長期金利が持ち直すなか、リスク千戸回復の動きに111.30円前後で推移した。『韓国が北朝鮮から飛翔体を発見後、警告弾を発射』との報道を嫌気してドル/円は神経質な動きになった。欧州市場中盤では、NY勢参入を控え、111.15-20円前後で神経質にもみ合う展開となり、方向感の乏しい展開となった。米4月新築住宅販売件数や5月リッチモンド連銀製造業景気指数が市場予想を下回ったことで110.98円まで下げたものの、売りの反応は一時的だった。米長期金利の上昇をきっかけに全般ドル買いが先行した。前日の高値111.60円を上抜けて目先ストップロスを誘発すると上値を伸ばした。一時111.78円と日通し高値を付けたものの、一目均衡表の上限111.82円が上値目処として意識されると次第に上値が重くなった。米長期金利が上昇幅を拡大すると円売り・ドル買いが強まった。なお米ホワイトハウスは『トランプ陣営がロシアと共謀した証拠はなお不在』との見解を示した。

 

週内に5年物や7年物国債入札を控え、債券需給が緩むとの思惑が広がり、米長期金利が上昇したことでドル買い・円売りが強まった。ただ、実施された2年国債入札は『好調な結果』と受け止められた。米国債入札が一巡すると、再び金利低下となるかが焦点となりそうだ。本日は112.00円まで上値を伸ばせるかが注目される。

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