FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 米財務長官の発言でドル失速!

 

★欧州市場序盤では、米長期金利が小幅持ち直すなか、米FOMC声明を受けたドル全面安は一服、ドル/円は111.20円付近で推移した。欧州勢の参入後も買い戻しの流れが継続した。対ユーロなどでドル高が進んだことにつれた買いも入った。米長期金利の上昇を背景に全般ドル高が進んだ。米長期金利が上昇幅を縮めた場面では111.20円台まで伸び悩んだが、米長期金利が再び上昇すると買いが再開した。ムニューシン米財務長官は下院委員会での証言で、『為替操作の実質的な影響があるはずだ』と、他国の為替操作を取り締まる姿勢を示したことが警戒された。米財務省は半年に一度議会に提出する為替報告書の中で、どの国も為替操作国に認定しなかった。しかし、ドイツや日本など、6か国を監視リストに加え、金融政策を緩和的にし輸出に有利な通貨安を導いていると非難した。ナスダック総合指数の急落をきっかけにクロス円が急速に値を下げたことで一時111円割れとなった。しかし、NYダウが引けにかけて急速に買い戻されると111.30円台まで下げ渋った。

 

引けにかけてドルが買い戻されるなど、底堅さが見られた。本日はNY時間帯に4-6月GDP速報値が公表されることから、ドルが変動しやすい。また、月末に絡んでロンドンフィキシングでの値動きも激しくなる可能性があるので注意が必要となる。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ