FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 米税制改革年内成立期待でドル買い!

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の上昇幅が縮小したことや、前日NY市場の流れを引き継いで、ドルが対円に対して軟調となった。米長期金利がやや持ち直すなか、ドル売りが一巡すると112.00円レベルに下値サポートされ、112.20円前後にドルが下げ幅縮小した。欧州株式市場はほぼ前面安だったが、NYダウ先物がプラス圏で推移したことで、リスク回避的なドル売りは後退した。米長期金利が2.36%付近に持ち直し、ドルが買い戻された。その後は、NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態で小動きの展開となった。米11月鉱工業生産は市場予想を下回るも、市場の反応は限定的で、短期筋を中心に買い戻しの動きとなった。米長期金利の上昇やNYダウ140ドル超高を支えに買いが進んだ。米税制改革法案の成立期待からNYダウが一時160ドル超上昇したほか、日経先物が180円上げたため円売り・ドル買いが優勢となった。米下院歳入委員会のブレイディ委員長は『米税制法案は完成、上院議員の幅広い支持を期待する』としており、来週の採決に向けたプロセスが順調に進んでいることを明らかにしたことでドルは高止まりとなった。

 

先に難色を示していた共和党のルビオ米フロリダ州上院議員や上院案に反対したコーカー上院議員がそろって税制改革案に支持を表明したことで、米税制改革の年内成立期待が再燃しドル買いに拍車をかけた。

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