FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 米国株失速で売り優勢!

 

★欧州市場の朝方の取引では、米長期金利の上昇を背景に、ドルが前日NY市場での下げ幅を縮小し、112円台後半に持ち直した。ECB理事会や英中銀金融政策委員会が開催されるることで、動向を見極めたいとのムードが広がり手控えムードから小動きとなった。米長期金利の上昇を受けた買いが先行したが、上昇が一服したことでやや上値も重くなった。日経先物が70円高から伸び悩んだほか、米長期金利が上昇幅を縮めたことでじわりと下げた。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が政策金利据え置き後の定例記者会見で『インフレが上昇する強い勢いの示唆がある』『成長見通しに著しい改善が見られる』などと発言。ECBスタッフ予想で2017-19年のGDP見通しや2018年のインフレ見通しが上方修正されたこともユーロ買いを支えた。ユーロ絡みの取引が中心となり112.70円前後で方向感が定まらなかった。米11月小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強かったことで112.83円まで上げる場面もあった。その後、米長期金利が上昇幅を縮めたことで円買い・ドル売りが強まった。米国株や日経先物の失速に伴いドル売りが出て日通し安値を付けた。

 

米国株は連日で過去高値更新していただけに重要イベント終了で利益確定売りが強まったことや、税制改革法案に反対する共和党上院議員が出たとの報道も嫌気された。

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