★欧州市場の朝方は、ドルの戻り鈍く113.50円前後でドル軟調の流れが持続するなか、ドルは主要通貨に対して弱含む展開となった。欧州序盤では、円買いが全般優勢となるなか、クロス円が全面安商状となったことの影響からドル/円以外ではドルが持ち直した。東京市場同様、113円台半ばで押し目買いが観測されたが、徐々に押される展開になった。欧州株は小幅ながら全面安、米長期金利も低下したことでリスク回避の円買いとなった。対ユーロでドル売りが強まったほか、日経先物が下落したことが嫌気されドル売りが強まった。日経平均先物が下げ幅を縮小すると113.50円台まで下値を切り上げた。しかし、その後は日経平均先物が再び安値圏まで下げたことで113.40円付近まで売りに押されるなど、株価動向に振らされる神経質な値動きとなった。『米上院共和党案では法人税減税の実施を2019年に先延ばしする』と伝わると、NYダウが190ドル超下落し、日経先物も460円下げたため円買い・ドル売りが優勢となった。
本日は『ゴトー日』となることから、仲値決定まではドル需要が強まる可能性があるが、決定後の動きには注意が必要となる。
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