FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 狭いレンジ相場に終始!

 

★欧州市場序盤では、欧州主要株価が軟調に推移、NY原油先物も小幅続落となるなか、リスク回避による円高地合いが継続した。株安・原油安・債券高のリスク回避の流れが持続するなか、111.00円近辺でドル軟調推移するも、110円台後半での下値抵抗も根強い展開だった。原油先物が下直し、株価が下げ渋るなか、リスク回避の動きは緩和され、円売り戻しが優勢の展開となった。ロンドン勢参入からドル買い戻しが優勢となった。カナダドル/円の上昇や米長期金利の低下幅縮小を支えに111.37円まで下値を切り上げたが、米長期金利が再び低下したためその後は上値が重くなった。米長期金利の低下を背景に111.07円まで下押ししたが、カナダドル/円が一段高となったほか、米長期金利が低下幅を縮めたことで買い戻しが優勢となった。米長期金利の動きも落ち着いたため111.30円近辺で値動きが細った。NY中盤以降は総じて値動きが鈍く111.35円を挟んだ推移が継続した。

 

NY引けにかてじわりと安値引けしていることで、アジア市場でもこの流れが続く可能性がある。ただ、110円台後半では下値抵抗も根強くある。新規材料なければ狭いレンジ相場が予想される。

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