★欧州市場序盤では、8日の重要イベントを控え、ドルは全般でもみ合い商状を継続した。欧州市場では、ドル/円を中心にドルが全般弱含む展開に。また、欧州通貨も下げ渋った。なお、、OECDは最新の経済見通しを公表、ユーロ圏や日本の2017年実質GDP成長予想を前回(3月7日)から引き上げる一方、米国は0.3%引き下げた。欧州常磐から売られた流れを引き継ぎ、一時109.06円まで下落した。その後は、ユーロ/ドルの下落を支えに109円台半ばまでショートカバーが進んだ。しかし、ユーロ/ドルの持ち直しや、米長期金利が上昇幅を縮めたことが相場の重しとなった。米長期金利の上昇を手掛かりに買いが進み、一時109.68円まで上昇した。ただ、カナダドル/円が下落したことや、米長期金利が上昇幅を縮めると109.20円台まで下落した。米長期金利が上昇幅を広げたタイミングで一時109.62円付近まで上げたものの、戻りは限定的だった。NYダウが下げに転じたことが相場の重しとなった。米上院特別情報委員会はこの日、コミー氏の冒頭証言原稿を公表し『トランプ米大統領は1月27日の夕食時に忠誠を求めた』『トランプ米大統領はフリン氏捜査の終了希望を述べた』と明らかにした。明日のコミー氏の議会証言への警戒感が和らぎ、円売り・ドル買いが優勢となった。
いよいよ重要イベントが相次ぐ8日となったが、アジア時間帯では欧英米のイベントだけに動きにくい展開となりそうだ。そのため、アジア市場ではイベント前のポジション調整が中心となりそう。乱高下が予想されるので、警戒が必要な8-9日となる。
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