★欧州市場序盤では、株価が反発、米長期金利も持ち直すなか、リスク回避による円買いを巻き戻す動きが優勢となった。米長期金利が再低下となったが、109.70円前後でもみ合い商状が継続した。欧州前半では持ち高調整の動きが中心となった。その後は、欧州株やNYダウ先物が軟調となり、リスク回避の円買いの動きが優勢となった。日経先物が失速すると109.50円台まで売りに押される展開となった。米長期金利が再び上昇に転じたことでドル買いが優勢となった。ただ、一時109.78円まで上昇したが、再び米長期金利が低下したことや、NYダウもン超な動きとなったため、次第に上値が重くなった。NYダウが一時100ドル誓う下落したことで、109.42円まで下押ししたが下値は限定的となった。市場では『109円台半ばから下の水準には本邦機関投資家の買いが打診的に観測されている』との指摘もあった。米ロ外相共同記者会見が始まるとNYダウが下げ幅を縮めたうえ、米長期金利が上昇に転じたため円売り・ドル買いが優勢となった。ただ、シリアや北朝鮮情勢の緊迫化を背景とした地政学リスクへの警戒感がくすぶるなか、買い戻しの勢いも長続きしなかった。トランプ米大統領がWSJに対して『ドルは強くなり過ぎる』との見解を示したと伝わると、一転してドル売りが優勢となった。米長期金利が再び低下したことも重しとなり一時109円台われまで低下した。
引け際のトランプ大統領の発言だったことから、特に下げがきつい展開となった。本日は109.00円の攻防となりそうだ。日本政府要人からの円高けん制は、期待できない状況となっている。それだけに、もしけん制発言があれば急反転となりそうだ。
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