★欧州市場序盤では、英国やドイツの長期金利一段と上昇するなか、ドル安・円安の流れが加速した。欧州株は高安まちまち、米長期金利が2.24%台と横ばい推移したことでドル買いが一服した。米朝期金利が上げ幅を縮めたことで下落したが、再び米長期金利が上昇したことに伴って下げ渋り、112.50円を挟んだ神経質な展開となった。1-3月期米国内総生産(GDP)確定値が前期比年率1.4%増と予想の1.2%増を上回ったことが分かると一時112.92円と5月17日以来の高値を付けた。なお、前週分の米新規失業保険申請件数は24万4000件と予想の24万件程度より弱い結果となった。 113.00円手前で上値の重さを確認すると利食い売りが優勢になった。欧州株の下げ幅拡大やNYダウの下落も嫌気されると下げ足を速めた。NYダウが一時180ドル超下げたほか、日経先物が300円下落したため、リスク回避姿勢が強まり円買い・ドル売りが優勢となった。欧米の大株安を嫌気した売りで一時111.80円まで急落した。ただ、株安が一服すると徐々に下値を切り上げ112.10円台まで買い戻しが進んだ。
米国株の動向が俄かに怪しくなってきたことで、ドル/円の動きも株価に振れる可能性が強まってきている。長期トレンドでは17カ月線と34カ月線は1月にデッドクロスしており、下落基調を示している。本日も世界的な株価の動向に注目が集まり、世界的に株価が下落するようならばリスク回避の動きとなりドルの上値を抑える可能性が高い。ただ、本日は月末ということもあり、実需勢動向にも注意が必要となる。特に今晩のロンドンフィキシング(日本時間24:00)前後では、実需筋により大きく振れる可能性があるの注意。
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