★欧州市場序盤では、米長期金利が伸び悩むなか、ドル全面高の流れは一服した。市場では『国内輸出企業からのドル売りが観測されたとの指摘もあり、一時113.92円付近にドルが反落した後、米長期金利が下げ渋るなか、114.00円前後にドルが小幅持ち直しもみ合いとなった。米商務省が発表した7-9月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率3.0%増ととなり、市場予想の2.6%増を上回ったことで全般ドル買いが先行し、一時114.45円まで値を上げた。ただ、7月11日の高値114.49円がレジスタンスとして意識されるとやや上値を切り下げた。ユーロ/円の下落につれたほか、トランプ大統領は次期FRB議長人事でパウエル氏に傾くと報じられ、米長期金利が低下幅を拡大するとドルは失速した。売り一巡後は、ナスダック指数が2%超上昇するなど米国株相場が底堅く推移したためじわりと強まった。週末を控えポジション調整の動きでユーロ/ドルの持ち直しに伴って円買い・ドル売りがじわりと強まった。114.00円付近まで反発したが、米長期金利がさらに低下すると113.60円付近まで再下落した。
欧米市場では、上値・下値を切り下げる下落トレンドをたどりながらドルは下落した。日々変わる次期FRB議長人事の思惑により、為替相場は大きく変動している。ただ、このところの動きとして、テイラー氏ならドル高、パウエルFRB理事ならドル安というシナリオは見えてきた。トランプ大統領はメディアやツイッターを使って、次期FRB議長の人事を流すことで、相場の反応を観測しているのかもしれない。もともと、不動産王と言われているだけに、金利上昇や株安になることは避けたいと思っていると思われる。
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