FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 株安を嫌気して114円台維持できず!

 

★欧州市場序盤では、113.70円台で下値の堅さを確認したことでドル買いが入ったほか、日経先物が上昇したことも支えとなり113.90円台までじわりと値を上げた。米長期金利が上昇幅を広げたことを背景に、金融緩和策の維持を表明している円とスイスが対ドルで軟調となった。米9月耐久財受注の上振れを受けて買い戻しが先行した。米長期金利の上昇が一服から低下したことで、全般的にドル安の圧力となり、ドルを下押しした。NYダウの100ドル超安や日経先物の100円安もドル売りを誘い下げ足を速めた。その後も、NYダウが190ドル超下げたうえ、日経先物が170円下落したため、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。一時本日安値となる113.48円まで値を下げたものの、米国株が下げ幅を縮めるとドルに買い戻しが入った。

 

NY市場では経済指標が予想を上振れしたものの、NYダウが下落調整となったことがドルの重しとなった。カナダ銀行(BOC)が政策金利の据え置きとともに発表した声明で『理事会は今後、政策金利の調整に慎重を期する予定』と伝わり、利上げが示唆されなかったとしてカナダドル/円が急落したほか、資源国通貨のクロス円が全面安になった。

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