FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 月末絡みで底堅く推移!

 

★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対して全般見あい商状となり、ドル/円は111円台前半で推移した。強い4月ユーロ圏HICP速報値を受けてユーロが急伸し、つれる形でドル/円もつれ高となった。一時111.52円にドルが続伸となった後、前日高値111.60円水準に上値を抵抗されドル高が一服した。米1-3月期実質GDPの結果を受け、予想下回るもマイナス成長を回避したことでドルは急伸した。市場では『1-3月期米雇用コスト指数が0.8%となり、予想の0.6%を上回ったため、米長期金利が上昇しドル買いにつながった』との指摘があった。米下院が、5月5にちまで1週間の暫定予算法案を可決し、取りあえず一部政府機関の閉鎖を免れたことでドルは強含みで推移した。新規材料難のなか、ロンドンフィキシングを通貨したあとは、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。週末を控えるなか、相場材料に乏しく方向感は出なかった。

 

米1-3月GDPが予想を下回る結果となったにもかかわらず、後付けのような理由でドルが強含んだ。非常に違和感のある展開だったが、要するに月末絡みでドルを買わなければならない投資家が買ったものと思われる。早朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報道があったが、NY市場がクローズしたあとだったことから、この影響は週初のオセアニア市場からとなる。ただ、発射したものの数秒後には爆発し失敗したとのことだった。個人的には、北朝鮮も一方的に米国から圧力をかけられているので、対抗処置として発射したものと思う。そして、失敗ではなく発射して直ぐに爆破したものと思われる。

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