★欧州市場序盤では、米朝間の緊張を背景に、リスク回避の流れが持続し、株安・債券高・ドル高・円高地合いを維持した。世界的な株価の下落が続くなか、欧州主要株価指数も全面安となり、リスク回避による円高が継続した。欧州株の下げが一服となるなか、リスク回避による円買いの動きは一巡し、ドル/円はドルが下げ渋った。米労働省が発表した米7月消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を下回り、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数も前月比0.1%上昇となり、市場予想の0.2%上昇より弱い内容だったことが分かると円買い・ドル売りが先行し、一時108.71円と4月20日以来の安値を付けた。ただ、そのあとはダウ先物が持ち直したこともあって徐々に買い戻しが優勢になった。米長期金利が一転上昇したことにともない一時109.40円まで持ち直したが、米長期金利の上昇が一服すると再び下落基調となった。米長期金利が再び低下したことなどが相場の重しとなった。なお、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は『なぜ今、景気を冷やす必要があろうか』『株式相場の調整が危機につながる可能性は低い』などと述べたが、反応は限定的だった。新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。
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