★欧州市場序盤では、ユーロ/円の戻り売りに上値を圧迫され、113.00円付近でドルが上値重く推移した。米長期金利が一時上昇に転じたことで、113.19円まで上昇したものの、手掛かり材料に乏しく、買いの勢いも長続きしなかった。独長期金利の低下委をきっかけに円買い・ユーロ売りが活発化し、つれて米長期金利の低下でドルの上値は重かった。米長期金利が上昇に転じたことなどをながめ円売り・ドル買いが先行。『日銀は19-20日に開く金融政策会合で、2%物価目標達成時期について先送りを含め議論する』との一部報道も相場の支援材料となった。イエレンFRB議長が『保有資産の縮小期、長期金利はいくらか上昇へ』などと発言したことで米長期金利が上昇幅を拡大し、一時113.47円まで上げた。ただ、13日高値の113.52円が目先の上値目処として意識されるとやや伸び悩んだ。新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。
ドル/円は、113円割れではドル買い需要も根強い半面、113円半ば近辺では上値の重い展開となっている。本日も米長期金利や株価の動向次第の値動きとなりそうだ。本日は米6月消費者物価指数(CPI)や米6月小売売上高、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数など重要経済指標が公表される。そのため、NY時間帯で大きく動く可能性が高い。
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