★欧州市場序盤では、イベントを控えて値幅は限定され、米長期金利の上昇に支えされながらも、ドルは主要通貨に対してもみ合い商状だった。昨日同様に欧州市場に入ると、米長期金利が上昇幅を広げるに連れ、ドル買いが優先となった。115円トライするも2月15日の高値114.96円が意識され上値が重くなった。米長期金利上昇が一服すると日中高値から軟化した。米10年債が2.55%台まで低下したことでドル売りが優勢となった。ドラギECB総裁発言を受け、ECBの追加緩和観測が後退し、独10年債金利が上昇するに連れ、米長期金利も持ち直すなか、ドル買いが再度強まった。米長期金利の上昇などをながめ2月15日高値に並んだが、115円には届かなかった。115.00円に観測されているオプション絡みの売りが出るとやや上値が重くなった。米長期金利に伴う買いが入った半面、115.00円に観測されるオプション絡みの売りが上値を抑えたため、相場は方向感が出なかった。
欧米市場では、大きく3回115.00円トライしたが、結局はオプション絡みの防戦売りによって突破出来ずにいた。結構強力な防戦売りのようだ。本日はNY市場で2月雇用統計が発表されることから、アジア市場では高値圏でのもみ合い商状が予想される。ただ、これだけ115.00円で防戦買いしているので、115.00円を上抜けるとストップロスを巻き込む可能性があるが、一方で、本決算を控えて本邦実需筋のリパトリ(円転本国回帰)のオーダーも控えていることから、結構乱高下する可能性も残る。
本日は『ごとう日』ということもあり、ドル需要が強まることもあり仲値の決まる10時までに、何度か115.00円トライしてくる可能性もある。
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