FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 意外にもレンジ相場!

 

★欧州市場序盤では、月末・四半期末のフローが交錯するなか、ドルの方向感は乏しく、最近のレンジ内で持ち合い商状となった。一時112.30円台まで下げたが、米長期金利の下げ止まりに伴い戻り基調となったが、欧州株やNYダウ先物は高安まちまちでドル買いは進めにくい展開となった。欧州中盤では、値幅は狭く112.50円を中心にユーロ/ドルの値動きにつれた小動きを継続。米コアPCE価格指数(デフレータ)の結果待ちとなった。米8月PCEコアデフレータが予想を下回ったことで米長期金利が低下すると全般ドル売りが進行した。米9月シカゴ購買部景気指数が65.2となり、市場予想の58.7を大きく上回る改善となったことで、米長期金利の上昇につれドルが急反発した。月末・期末のロンドンフィキシングに向けた値動きが注視されるなか、ドルは軟調に推移しながらも神経質にもみ合う展開となった。新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。その後は、特に新規のドル売り材料は伝わらなかったものの、週末を控えたポジション調整目的の売りが出た。

 

欧米市場では、週末・月末・四半期末だったものの、大きな動きとならず112.50円を挟んだレンジ内での動きとなった。9月20-26日のシカゴ・マーカンタイル取引所で投機筋の対米ドルでの差し引きの持高は▲71,347枚と前週の▲51,322枚から約2万枚増加した。

トランプ米大統領はFRB議長のポストについてケビン・ウォルシュ氏と会談したと伝わると、ウォルシュ氏がタカ派として知られていることもあり、ドルの買い戻しを誘う場面もあった。

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