★欧州市場序盤では、先週末に発表された米国の6月消費者物価指数などが低調だったことにより、米追加利上げ観測が後退したことをきっかけに強まったドル安の流れが継続した。米通商代表部が前日、北米自由貿易協定の再交渉で、為替操作を防ぐ仕組みの導入を目指す方針を表明。今後、日本にも同様の要求をしてくるとの懸念の浮上でドル/円の売り圧力となった。米FRBの年内利上げ観測の後退によるドル売りが優勢となった。米長期金利が再び低下したことも売り要因となった。米労働省が発表した6月米輸入物価指数は前月比0.2%低下と市場予想通りの結果となったが、米長期金利が低下したことで円買い・ドル売りが加速。米長期金利が低下幅を拡大したことを背景に、一時111.64円まで下げた。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となった。新規材料難のなか、NY時間午後に入り値動きが細った。一時112.13円付近まで上げたものの、買い戻し一巡後は徐々に上値を切り下げる展開となった。米長期金利の低下などが相場の重しとなった。
ドル/円は、このところの低調な経済指標に米FRBの利上げ観測もやや後退してきた。そのため、米長期金利の戻りも鈍くなっており、ドル/円は日々上値を切り下げる展開となっている。ただ、112円割れでは実需筋などのドル買いも根強く底堅い展開となっている。
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