FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 徐々に上値の重い展開!

 

★欧州市場朝方では、為替は全般もみ合い商状となったが、ドル/円、クロス円は戻り売りに押されてやや反落した。欧州勢参入後、112.20円近辺に下値を広げたことに主導され、ドルは主要通貨に対して弱含む展開となった。その後、米長期金利が上昇したほか、日経先物の70円高も支えに反発した。米感謝祭明けのNY勢参入を控え、米長期金利が伸び悩むなか、ドルは全般的に軟調に取引された。米長期金利が低下に転じたほか、日経先物が失速したことを受けて円買い・ドル売りが先行した。節目の111.00円を割り込み110.85円と9月15日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が一時上昇したうえ、NYダウの上昇も支えとなり111.10円台まで反発した。しかし、『政府は北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号を感知し、警戒を強めている』との報道を切っ掛けにリスク回避的な円買い・ドル売りが先行した。一目均衡表の下限110.71円がサポートとして意識されると徐々に下値を切り上げた。また、トランプ大統領が税制改革で超党派の支持が得られる可能性が強いと発言したため期待感が再燃、リスク回避の動きが一段落した。

 

再び北朝鮮情勢による地政学リスクが意識される展開となった一方で、トランプ政権が掲げる税制改革法案への期待もある。ただ、徐々に戻り上値が重くなっているのも事実で、111.00円の攻防となりそうだ。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ