FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 引けにかけドル失速!

 

★欧州市場序盤では、先週末の流れを引き継いで、ドルは主要通貨に対して堅調自体を維持してもみ合いとなった。欧州株が底堅く推移、日経先物も続伸するなか、米長期金利の上昇につれ、ドルが再上昇した。ドルは堅調地合いを維持しながらも値幅は狭く、113.85円付近で推移した。次期FRB議長人事などに相場の中心テーマが移行しているため、NY勢参入控え、欧州市場では上下共に動きにくい展開となった。ユーロ絡みの取引中心となったため狭いレンジでの値動きとなった。米長期金利が低下したほか、日経先物が下げに転じたことが重しとなりドルは弱含んだ。米長期金利の低下に伴う売りが出て一時113.61円と日通し安値を付けたものの、前週末の高値113.57円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が一服するといったん下げ止まったが、日経先物が引けにかけて130円下落し、NYダウも50ドル超下げたことでリスク回避目的のドル売りが強まり113.20円台まで下げ足を速めた。

 

米FRB議長人事が週内にも決まる可能性があるなか、先週末の米長期債券の下落に対する買い戻しが広がり金利が低下した。また、NY株も高値警戒感から利益確定売りに押され下落したことが嫌気されドルが失速した。

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