FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 大口債券売りで荒れ模様

 

★欧州市場序盤では、109.00円前後にドルが小反発となるなど堅調推移した。欧州株が大方上昇したほか、NYダウ先物もプラス圏で推移したが、米長期金利が伸び悩んだことで109円を挟んでもみ合い商状となった。米国債で大口の売りが出た模様で、利回り上昇につれてドル買いが加速した。米長期金利が上昇幅を縮めると109.00円近辺まで失速した。黒田日銀総裁が『資産購入やマネタリーベース拡大のペースは当面現状維持する』などの見解を示すと、日米金融政策の方向性の違いが改めて意識された。また、米3月景気先行指標総合指数が市場予想を上回り、再び米長期金利が上昇したことでドル買いが加速した。NYダウが一時180ドル超上昇し、日経先物が130円上昇したことも相場の支援材料となった。その後は新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。

 

大口の債券売りに長期金利が急上昇したことで、値動きの激しい展開となった。ただ、昨日だけの短期的な売りだったのか、それとも今後も継続するのか注意が必要となる。本日も22:30前後の値動きに注意が必要となる。

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