★欧州市場序盤では、112.20円前後で方向感の取引が続いた。米長期金利が低下したことを嫌気した売りに押され112.00円近辺まで値を下げた。ドイツの長期金利低下を受けてユーロ/円が弱含み、ドル/円の下げに波及した。また、安倍首相が28日の冒頭解散を表明し、厳しい選挙戦になるとの認識を示したことも注目された。112円割れの水準では本邦実需勢をはじめ押し目を拾いたい向きも多く、一巡後は買い戻しが入った。米長期金利が低下幅を縮めたことなどをながめ円売り・ドル買いがじわりと強まった。その後、北朝鮮の李容浩外相が『トランプ米大統領の発言は宣戦布告に相当する』『国連加盟国は米国が宣戦布告したことに留意するべき』との見解を示すと、地政学リスクの高まりを受けた売りが優勢になった。NYダウが130ドル超下落し、日経先物が170円下げたことも重しとなり、ドル売りが強まった。ただ、新規材料難から様子見ムードが広がり、111円台半ばでの値動きが続いた。
再び北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりからドルが売られる展開となったが、111円台半ばでは底堅い展開となった。地政学リスクが残る限り一方的なドル買い円売りにもなりにくい展開となっている。
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