★欧州市場序盤では、ロンドン休場で閑散取引のなか、ドルは主要通貨に対して前週末比小幅安水準でもみ合いとなった。米年内利上げ観測が後退、ドル売りとなった流れが継続した。ただ、国内実需筋のドル買いがみられ、109円台を維持した。対ユーロや対資源国通貨でドル売りが進んだ影響もあり戻りも鈍かった。NYダウ先物の持ち直しや米長期金利の上昇など手掛かりに円売り・ドル買いが小幅に出た。一時109.41円まで上げたが、米長期金利が低下に転じたこともあり、買いが続かなかった。市場では『ロンドンフィキシングに向けてドル売りが出たのではないか』との指摘があった。新規材料難から様子見ムードが広がり、109円台前半での狭いレンジ取引が続いた。引けにかけてカナダドル/円以外のクロス円が買われた影響などから109.30円台までショートカバーが入った。北朝鮮がミサイル発射との報道を受けて109円を割り込む動きとなった。
北朝鮮がミサイル発射との報道で、ドル/円、クロス円とも下値を試す展開となっている。ドル/円は、年初来安値の108.13円が視界に入る可能性がある。
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