★欧州市場序盤では、新規材料難のなか、ドルは主要通貨に対して小幅レンジ内でもみ合い商状となったが、ドルの上値は重かった。米長期金利は小幅上昇となったが、ドル/円の戻りは依然鈍く、110.55円前後でこう着商状を継続した。欧州市場中盤では、米長期金利が上げ渋るなか、クロス円の下げにつれてドルは軟調地合いとなった。米FRBの年内利上げ観測が後退気味になっている状況に、ドル売りが徐々に優勢となった。米長期金利が上昇するとドル買い戻しが入った。米6月JOLT求人件数が616万3000件となり、市場予想の575万件を上回ったことがドル買い材料となった。また、米長期金利の上昇も支えに一時110.83円まで急伸した。ワシントンポスト紙が『北朝鮮はミサイルに搭載可能な小型核弾頭を開発した』と報じたことが嫌気されドルは失速した。米超無償が実施した3年債入札の良好な結果を受けて、米長期金利が低下したことを背景にドルの上値が重くなった。その後、新規材料難のなか、NY午後に入り次第に値動きが細った。
北朝鮮の小型核弾道の開発は、地政学リスクを高める可能性があり、今後もリスク回避の円買い材料となりやすい。市場参加者が夏季休暇入りとなり、閑散相場のなか値動きが激しくなりやすいので注意が必要となる。NY市場ではドル/円は急伸・失速など荒い展開となってきている。
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