FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 円売り優勢も上値重い!

 

★欧州市場朝方の取引では、為替は全般もみ合いも株高、商品高を背景に、ドルと円が弱含む展開となり、クロス円が底堅さを維持した。欧州株が続伸、米長期金利も上昇となるなか、112.64円前後でドルは底堅く推移した。ユーロ圏12月サービス業PMI改定値が上方修正されたことなどでユーロ/ドルが1.20ドル台半ばまで水準を切り上げた影響で、ドルに下押し圧力がかかった。その後は、NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態で、もみ合い商状となった。12月ADP全米雇用報告が強い内容となったことでドル買いが強まったうえ、株高も相場の支えとなり112.80円台まで値を上げた。NYダウが2万5000ドルの大台を初めて突破、欧州株も大幅高となり、ドル/円は底堅い動きとなった。ブラード米セントルイス連銀総裁は講演で『雇用市場とインフレの関係性がなくなった可能性』などと述べたが目立った反応は見られなかった。

 

欧米株高となりリスク選好的な円売りが優勢となったが、上値も重い展開となった。

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